2025/10/04 21:45
柿
日本を代表する果物と言えば柿では無いだろうか?
いくつかの記事で紹介した通り、干し柿は和菓子の起源とされている。
それ程までに、柿は日本では馴染み深い果物だ。
馴染み深いのに・・・
そんな馴染み深い果物であるはずの柿。
何故か、人気はいまひとつ。
ちなみにこれは、地方に多く見られる現象の様だ。
おばあちゃん家に成っていた
秋のフルーツギフトをおすすめする際に、幾度となく耳にした言葉だ。
地域によるだろうが、少なくとも群馬県の桐生市と言う土地柄で柿は贈り物に選ばれ難い。理由は、至極簡単で、おばあちゃん家の庭に成ってた確率が非常に高いからだ。つまり、珍しさに掛けると言う事だ。
裏を返せば、それだけ馴染み深いと言えるだろう。
木箱に入った高級柿
地方と、都内では柿への価値観に大きな違いが有る。
都内の百貨店で、木箱に入った柿を見た時は驚いた。
都内で柿と言うと、高級フルーツの部類に入る様だ。
近年では和歌山県を代表する「紀の川柿」や鳥取県の「輝太郎」、福岡県の「秋王」等、各産地を代表する高級ブランド柿の栽培も盛んに行われ、岐阜県を代表する超高級柿「天下富舞」が2個100万円で落札されると言うニュースは柿の格をより一層上げた。
新発見
地方では、馴染み過ぎて、逆に口に運ぶ機会の少ない柿。
庭に出来る柿と、産地でわざわざ作る柿。味わいの差は当然ある。
しかし、食べてもらわなければ、その差は伝わらない。
なにか良い手は無いかと、思いついたのが、「和栗と柿のパフェ」だ。
不思議な物で、柿単体ではさほど人気の出ない柿も、栗と合わさる事で、選ばれる機会が増える。昨年から始めた「和栗と柿のパフェ」は数種類ある和栗のパフェの中でも人気のパフェだ。栗と柿の組み合わせは、当然相性もよく、日本の秋を感じるには打ってつけだ。
身近過ぎて、遠い果物。柿。
今年は是非、味わって頂きたい。