ラ・フラン
ラ・フランスはフランス原産の西洋梨で、19世紀後半に誕生しました。日本へは明治時代に導入され、山形県を中心に栽培が広まりました。芳醇な香りとなめらかな果肉、上品な甘さが特徴で「果物の女王」とも呼ばれます。旬は秋から冬にかけてで、贈答用にも人気の高級フルーツです。

ラ・フランスの食べ頃

ラ・フランスは「追熟(ついじゅく)」が必要な果物です。収穫直後は硬くて甘みが少ないため、常温で追熟させてから食べます。

見分けのポイント

①軸の周りを押してみる: 少し弾力があれば食べ頃。

②香り: 甘く豊かな香りが強くなってきたら食べ頃。

③色:皮の緑が少し黄味がかってきた頃がベスト。

保存方法

追熟中
・常温(15〜20℃前後)で保存。
・新聞紙などに包み、風通しのよい場所に置く。
・5〜7日ほどで食べ頃になることが多い。

食べ頃を迎えたら
・冷蔵庫(野菜室)で保存。
・なるべく2〜3日以内に食べる。
・カット後はレモン汁を少しかけると変色防止になる。

ラ・フランスの美容・健康効果

ペクチンとソルビトール:腸内環境を整える

ビタミンCとポリフェノール:美肌・抗酸化に効果的

カリウム:むくみを予防し、血圧を安定させる

食物繊維:満腹感を高め、血糖値の上昇を抑える

抗酸化成分:免疫機能をサポートし、老化を防ぐ