2025/11/06 12:00

嬉しい質問

「デコポンのパフェはいつからですか?」
先日、ご来店頂いたお客さまに聞かれました。

この質問、実はめちゃくちゃ嬉しいです。
何故かと言えば、一番好きな柑橘が、デコポンだからです(笑)

可愛い名前の優等生

デコポン。
一見すると間の抜けた可愛らしいネーミングですが、実はとても優等生。
正式品種名称は「不知火(しらぬい)」。
その「不知火」の中から選び抜かれ、糖度13度以上、クエン酸度1%未満のものが「デコポン」と呼ばれ、熊本県の登録商標です。
ネーミングだけ見れば、可愛らしいですが、実はとても優秀な柑橘です。

デコポンの食べ頃

デコポンにそこまで甘いイメージを持っている方は、少ないのではないでしょうか?近年急激に人気が高まった「紅まどんな」や柑橘の大トロと言われる「せとか」。それらに比べて、デコポンは酸味の強い柑橘だと思われがちです。それは何故か?
デコポンは柑橘には珍しく、食べ頃があるからです。
出荷して間もないデコポンは酸味が強く、常温で暫くおいて、果皮が柔らかくなった頃が食べ頃です。
食べ頃を迎えたデコポンは、甘さも強く、程よい酸味を残した上品な味わいになります。「紅まどんな」がゼリーの様な食感と言われますが、デコポンもその様な食感になります。
デコポンにその様なイメージが無いのには、もう一つ原因があります。

柑橘界の闇?それ、ホントにデコポンですか?

上にも書いた通り、本来デコポンは厳しい規定をクリアした物が、その名を名乗れます。しかし、形だけでは判断できず、突起のついた柑橘は、ほぼほぼ、デコポンとして出回っています。もし、デコポンを手に取る機会が有れば、お確かめの上、お買求め下さい。
それ、ホントにデコポンですか?

亡くなった父が入院中に良く食べていたのがデコポンでした。
「果物はどんな、スイーツにも負けないんだ」
デコポンを食べながら、そう言っていたのを今でも覚えています。
シーズンになれば、店内でパフェもお楽しみ頂けます。
可愛い名前の優等生、是非一度、お試し下さい。


デコポンの栄養と美容健康効果

栄養価:

ビタミンC

  • お肌のハリ・ツヤを守る

  • 風邪予防や免疫力アップにも◎

β-クリプトキサンチン(柑橘の色素成分)

  • シミ・シワを防ぐ抗酸化作用

  • 肌や骨の健康を保つ

クエン酸

  • 疲労回復に効果的

  • 代謝を助け、体のだるさを軽減

 食物繊維

  • 腸の調子を整える

  • 便秘改善やデトックスに◎

 カリウム

  • 余分な塩分を出してむくみ予防

  • 血圧を安定させる


美容健康効果:

① 美肌効果

  • ビタミンCが豊富で、コラーゲン生成を助け、ハリとツヤのある肌を保ちます。

  • 抗酸化作用で紫外線やストレスによる肌老化を防ぐ効果も。

② アンチエイジング効果

  • β-クリプトキサンチンという天然色素が豊富。これはカロテノイドの一種で、
    → 活性酸素を除去し、シミ・シワ・たるみを防ぐ働きがあります。

  • さらに、体内でビタミンAとしても働き、肌・粘膜の健康を守ります。

③ 免疫力アップ

  • ビタミンCとβ-クリプトキサンチンの相乗効果で、風邪や感染症に強い体をサポート。

④ 疲労回復・代謝促進

  • クエン酸が乳酸の分解を促し、運動後や仕事後の疲労回復に効果的。

  • 代謝を助け、ダイエット中のビタミン補給にも最適です。

⑤ むくみ・高血圧予防

  • カリウムがナトリウムを排出し、塩分過多によるむくみや高血圧を防ぎます。

⑥ 腸内環境の改善

  • 食物繊維が豊富で、便通を整え、腸からのデトックスをサポート。

  • 皮の内側の白いスジ(アルベド)にもペクチンが多く含まれるので、できれば一緒に摂るのがおすすめ。